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箱根内輪山の北東麓。
深く静かな森が守る、
そこは癒しの結界。

梢に宿る鳥の声。枝を渡る風の色。
この森の中には、刺々しいものは一切存在しません。
まるで神秘的な光を宿す月のように、
円く満たされていく時間。
欠けていたものが埋められていく感触。
癒しの湯が湧き出るこの森の名を、「円かの杜」と言います。

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飛騨の匠の技が息づく
木製の調度が醸し出す、
安らぎの水位の深さ。

「円かの杜」の館内を満たす安らいだ空気。
その源泉となっているのが、飴色の光を帯びた
木製の家具や調度の柔らかな表情です。
これらは日本の伝統家具の聖地・飛騨にあって、
神代檜や神代欅といった貴重な古木と日々向き合い続ける
匠たちの手に成る逸品。だからこそ深い安らぎが宿るのです。

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落ち着いた館内の 意匠に込められた、
出逢いの糸が紡ぐ 豊かな時を希う想い。

玄関前で回る水車、箱根の峰を映す円窓、
あるいは肌理細やかな土壁に浮かび上がる青海波の紋様……。
和の美学に貫かれた「円かの杜」の館内には
いくつもの“円”の意匠が息づいています。
“円”すなわち“縁”。「円かの杜」とは、つまり
多くの縁が生まれる特別な場所です。
この森の中で人と人とが出逢い、想いと想いとが寄り添います。
大切なものを結びつける森。そんな豊かな時間が流れる森が
箱根の山の中、静かに息づいています。

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久遠の地球の物語から
生み出された源泉。
その浪漫が山峡に深く響く。

「円かの杜」では敷地内に湧き出る二本の自家源泉。
この源泉は久遠、永遠ともいえる時間の作用が生み出したものです。
箱根火山が形成されたのは約40万年前とされ、
それより遥か以前には、この地は深い海の下にありました。
太平洋プレートの活動によって地中に封じ込められたその海の水が、
約1,000℃という高温のマグマだまりによって熱せられ、
現在の地上へとほとばしり出ているのです。
とりわけ、客室露天風呂を満たす源泉は源泉温度なんと92.6℃。
舐めれば強い塩味が感じられます(温度調節のため加水しています)。
この熱と味こそが、いわば地球の歴史がこの湯の一滴一滴に凝縮されている証。
太古から現在への時の流れ、その中に身を浸す浪漫の深さを、
ぜひ味わってごらんになってください。

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linkお料理

鮮魚や野菜、和牛肉。それぞれの分野で名を馳せる目利きのプロたちが選び抜いた食材を、板場に集う調理人たちが自らの技の粋を凝らして京会席料理へと昇華させます。たとえて言えば、貴重な旬の食材を組み合わせて描き上げられた日本画のような料理。味わいはもちろんのこと、鮮やかな色彩や豊かな香気、心地よい触感など、五感に訴えかける皿が絶妙の間合いで卓上に現れる「円かの杜」での夕餉のひと時は、あたかも流麗な絵巻物の世界に遊ぶ時間の如しです。

linkエステ

四季の移ろい、月の満ち欠け。そうした自然が刻むリズムも、エステにおいてはトリートメントの重要な要素となります。であるなら、自然の息吹を間近に感じることができる森の中のスパこそ、最も深い癒しが得られる場所のはず。「円かの杜」のエステティック棟は、その名も「MORI」。樹々に抱かれるようにして在るその空間では、優しい木洩れ陽を感じながら施術を受けることができます。1室を贅沢に独り占めできるトリートメントルームが2室。カップルでのご利用も可能です。

linkバー

深い森に守られた隠れ宿といった佇まいの「円かの杜」ですが、その館内にはさらに秘密めいた場所が潜んでいます。それが“蔵バー「こだま」”。重厚な土蔵の扉の先に広がるのは、仄かな光と豊かな影が交錯する陶酔の空間です。長大な檜の一枚板のカウンターが謎めいた雰囲気を醸し出し、グラスを傾ければその美しい謎はさらに深まります。森の中にあるとは思えない、しかし同時に森の中にしかありえない、幻惑のバー。さあ、次の一杯はカクテルですか? それともウイスキーになさいますか?

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